●グラストンベリ●


マーケットクロス
一般的な観光地とはとても云えないグラストンべリ(笑)。 何故って通常のガイドブックには殆ど記述がない! しかも公共の交通機関のアクセスが悪い…(まぁ、そういう所の方が面白いんですけど)。 しかし、アーサー王伝説縁の地なもので、マニア(何のさ…)人気は高いと思います。 町中にもうさんくさい店が並んでいてなかなか楽しいです(笑)。
この写真はマーケット・クロス。
■グラストンベリ・アビイ■
ここが見たくてはるばる(ほんとに遠かったさ)グラストンベリまでやって来ましたよ。 要は修道院の廃墟ですが、ここにはアーサー王の墓と云われているものがあるのです〜。
写真はアビイ・ゲイトハウス。14世紀頃の建物だそうな。 中世から現代に至るまで、巡礼はこの門をくぐってきたんですね。
門
アビイの中 廃墟とは云うものの、敷地は広いし、建物は立派。往時の豊かさが偲ばれます。 アビイに併設されている展示室にはこの建物の復元模型がありましたが、それを見る限りでは 相当羽振りが良かった様子(笑)。
羽振りが良かった要因のひとつ、アーサー王の墓(これは正確には墓跡なのですが)。
大規模な火事に遭い、宝物や建物に甚大な被害を受けた修道院が巡礼者寄せ(イコール収入源って事で) の為にアーサー王とグウィネヴィア王妃の遺骨が出た!と宣伝(捏造とも云う…)した所、 これが大当たり。アーサー王縁の修道院として地位を築き、その後はかなり潤ったそうです。 現在でも観光スポットになっているので、修道院の目論見は大成功かも。
墓跡
ホリーソーン
中央の木はホリー・ソーン(聖なる山査子)。 キリスト生誕を祝ってクリスマスシーズンと春の二度花を咲かせるそうです。
古色蒼然としたこの建物、実はインフォメーションセンター。 ここで宿の予約を頼みました。15世紀頃の建物だそうで、中に博物館が併設されてます。
ここのゲストブックを覗いてみたら、アメリカ人の名前ばかりが並んでいてびっくりした(笑)。
隣はなにやらアヤしげな本屋さんでした。
インフォメーション
チャリス・ウェル ■チャリス・ウェル■
日本語にすると「聖杯の泉」。聖杯が埋められたこの場所に、癒しの力を持つ水が湧いたと云う 伝説があるんだとか。実際に飲んでみる事もできます。ペットボトル持参の人もいました。
泉の水を流し込ませている水盤(?)。鉄分を多く含んだ水の為、流れに沿って赤みがかった 跡がついてます。神の聖なる血を連想する神秘の水なんでしょうか。
ドリンキング・エリアで試しに飲んでみたらやっぱり鉄臭かった〜。 貧血気味や鉄分不足の方は試してみては?ただし、あまり美味しくはありませんが(笑)。
水盤?

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